モーアシビー第6回目 信藤三雄さん×レスリー・キーさん
信藤三雄さん主宰のクリエイティブ塾「モーアシビー」もついに6回目。
3月から月1ペースで沖縄に来て学んでいます。
今回のゲスト講師はフォトグラファーのレスリー・キーさん。

世界的に超有名なフォトグラファーなのでもちろん名前は知っていました。
ですが、今回のトークショーでレスリーさんのフォトグラフィーの原動力となったものを画像と共にご紹介いただきレスリーさんのこれまでの生き様を知って心が大きく揺さぶられました。
レスリーさんはシングルマザーのご家庭で育ち、13歳でお母様が亡くなられ、日系工場で働きながら学生時代を過ごします。

その日系工場に置いてあった数々の雑誌やEP、LPのデザインに衝撃を受けたそうです。
作り手の強烈な生命力を感じた作品の数々に圧倒され「こんな写真を撮りたい!」という想いで来日。
トークショー当日は、レスリーさんが通っていた東京ビジュアルアーツの恩師がいらっしゃっていて、入学初日に「ユーミンを撮るのが夢です」と公言されていたお話をされました。その当時にすでに意志が明確だったんですね。
ユーミンの歌やおしんのストーリーに支えられ、日本に憧れたシンガポールの少年が
お金がなくても工夫して作品を創り、夢や希望、そして強い意志で夢を叶えていくお話は胸に刺さりました。
親がいない
お金もない
言葉もままならない
それらを乗り越えて今を築き上げたレスリーさんを前にしたらできない言い訳は全く通用しないですね。
時間がない
距離が遠い
等々はできない理由にはならないし
問題にならない、ってことで
全ては自分次第。
そんなレスリーさんが仕事をする際に意識しているのは「永遠」。 「永遠に作品として残るものを命をかけて本気でやる」というお話をあれから何度も反芻しています。
夢を叶えたレスリーさんの次なる夢は
「とにかく人をサポートしたい」
と本気で熱く語られていました。

実際にこちらも有言実行。
OUT IN JAPANというカミングアウトフォトプロジェクトを通じてレインボープライドを支える活動をされています。
この時「ブランディングがすごく大事」とレスリーさんがおっしゃられたのを聞き逃しませんでした!やっぱり大事なんです「ブランディング」!(笑)
私はブランディングやデザインは命をかけて取り組む価値があると思って仕事をしているので(誰しもそう思ってお仕事されてると思いますが)改めて気合が入った次第です。
2日目のワークショップでは
DA PUMPのYUKINARIさんをモデルに
実際にレスリーさんがポートレート撮影する様子を
間近で拝見させていただく機会に恵まれました。

照明の立て方、声がけしながらくるくると変化するポージングを捉えての撮影。
あまりにカッコいい写真がいとも簡単そうにサクサク撮られていく様が素晴らしくて見惚れました。
さらにその後は信藤さんが撮影する様子を見させていただきました。
あまりの豪華な内容に鼻血が出るほど感激。
その場の空気でポージングの指示をする信藤さんが撮ったYUKINARIさんはなんとデビル!その発想力と出来上がった写真の格好良さに惚れ惚れ。
レスリーさんが「信藤さんは圧倒的だね」とおっしゃっていましたがまさに「圧倒的」なカッコよさでした。


ちなみに、上の画像2点はワークショップで私が撮影したものです。
裏テーマ「THE ニッポン」をテーマにDA PUMPのYUKINARIさんに歌舞伎ポーズをお願いして撮りました。
二つ目は信藤さんと一緒に泊まり埠頭へロケに出掛けた際に撮ったもの。
自己満足ですが、お気に入りの2点です。
今月でついにモーアシビーも終わりかとしんみりしていたら
10月からまた始まるそうです^ ^
次回のゲストは三上博史さん。
学びの旅はまだまだ続きます。